「現代社会再学」第二回 フォローアップ


先日(18日)のまなび長屋のご参加ありがとうございました。

またお仕事の都合などで参加されなかった方、フォローアップもちゃんといたしますので、来週以降おいでくださいね。

□□□ 第二回目の講座の内容
平成25年度の教科書検定で割愛された「大衆社会」に関する話題を手がかりに、「市民」とは何かというお話をさせていただきました。単に行政組織としての「市」に住む人のことを「市民」というのではなく、「自立して、思考し、行動できる人間像」としての市民の誕生を、ヨーロッパにおける都市国家「bourg, berg, borg」の成立を踏まえながら解説しました。

またその上で、私たちの住む社会が「大衆社会化」(ここで言う「大衆」は、社会思想史的にはとても悪いイメージの言葉です)してしまった理由が、1 普通選挙の実施、2 産業革命以降のライフスタイルの変化、3 マスメディアの発達にあるとしてきされていることを紹介させていただきました。
特に3のマスメディアの発達に関しては、深刻な問題があり、「便利な」IT社会には多くの問題があるということを学びました。

□□□ 第二回目の講座実況中継
体操のお兄さんこと桑江さんが、タイムラインで講義内容をまとめてくださっています。PC・スマホでごらんください。
http://togetter.com/li/521055

□□□ 第二回目の感想
ほかの方がどのように考え、感じたのか知ることができます。日吉さんが活字に起こしてくださいました。ぜひごらんください。
http://jurisprudence.cc.miyakonojo-nct.ac.jp/manabi/?p=116

□□□ 第三回目について
第三回目は「青年心理」の問題です。
「人はどうやってオトナになるのか」「オトナになるってどういうことか」
心理学と社会学の領域にまたがるこの問題をみなさんと考えていければと思います。

□□□ あとがき
みなさん2回目ということで、だいぶ場が和んできたように思います。授業中にもお話をしましたが、コミュニケーションの言葉の語源はcom(共に)+munication(パンを分け合って喜びをわかちあう)というキリスト教の言葉にあります。
この講座もまた、同じようにみなさんと共にパンを分かち合い、喜びをわかちあうような、そんな講座になってきたかなぁ、と自画自賛ですが思っています。

台風が近づいていますが、みなさま来週も元気でお会いいたしましょう!

Categories: イベント
Tags: